ブログ・おひさまだより

2015.07.08更新

ここのところ、手足口病が流行しています。
「エンテロウイルス属」というグループのウイルス(コクサッキーウイルス、エンテロウイルスなど)に感染し、数日の潜伏期間を経て発症します。ウイルスを吸いこんだり(飛沫感染)、糞便中のウイルスを触ったりして(経口感染)うつります。
手足口病の場合、熱は様々ですが、口の中や周りのほかに手足やおしりなどにも水疱や発疹ができます。
いわゆる「夏かぜ」なので、特別な薬を必要とせずに自然に治ります。しかし、口やのどの痛みから水分も摂れなくなることがあるため、その点に要注意です。また、まれに髄膜炎などを合併することがあるので、症状が続く時は受診してください。
発疹などの症状が治まったあとも、3週間から1か月ほどウイルスは便の中に含まれ、体から出続けます。このことが感染をさらに拡大させる原因にもなるため、手洗いやうがいを積極的に行い予防してください。登園に関しては、麻疹や水ぼうそうと違って、「出席停止」ではないので、絶対行っては行けない病気ではありません。それぞれご家庭や園の事情がありますので、児本人の体調を考慮しながら、個人的にご相談ください。

投稿者: おおきこどもクリニック


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