2013.04.24更新
4月19日から21日まで、広島国際会議場等において第116回日本小児科学会学術集会が開催されました。
私もお休みをいただき、20-21日に参加してきました。東日本大震災や福島原発事故、中東や北アフリカの政情不安に加えて、昨今の東アジアの領土問題や北朝鮮の核問題など、多くの国際的問題を抱える中で、今回の広島での開催というのは、いろいろな意味で意義のあるものであり、平和と小児医療、こどもたちの幸せという点についてあらためて考えさせられました。
学会後は、宮島でちょっと息抜きしてきました。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.04.07更新
今週末も爆弾低気圧なる天候の荒れがありまして、喘息を含む基礎疾患をお持ちの方はさぞ過しにくい週末だったのではないでしょうか。
この週末に、勉強会に参加して参りました。ロタウイルスワクチンに関する内容がメインでしたが、喘息の治療についての話題もございました。
東京慈恵会医科大学 勝沼先生のお話でしたが、吸入ステロイドに関して、「間欠的吸入も有効かもしれない」との内容でした。
私は、平素よりぜんそく患者さまに対し、(必要があれば)常に忘れずに毎日吸入ステロイド薬(フルタイド、パルミコート、キュバール、アドエア、シムビコート)を継続してくださいとお話ししております。しかし、最近のデータによると、有症状のみの間欠的使用でもある程度吸入ス剤が有効であるとの報告があるようです。だからといって、すぐに止めていいですよというわけではなく、漸減する過程において中止もしくは休止するさいに、有症状時に間欠的にステロイド吸入を使用すると有効だろうということです。現治療を引き続きご継続してくださいますようよろしくお願いします。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.27更新
小山市・野木町にお住まいの方に朗報です!
平成25年度から、水痘・おたふくかぜの両ワクチンに助成金がでることになりました。
助成額は、水痘 4000円、おたふく 3000円です。1人につき1回までです。
対象年齢が違いますのでご注意ください。
小山市 1歳~5歳未満(5歳の誕生日前日まで)
野木町 1歳~3歳未満(3歳の誕生日前日まで)
水痘ワクチンは、予防効果を確実にするために2回接種が必要
1回目は1歳を過ぎたら早期に接種
2回目は3か月以上あけて2歳未満に接種することが望ましい
おたふくワクチンは、予防効果を確実にするために2回接種が必要
1回目は1歳を過ぎたら早期に接種
2回目は5歳以上7歳未満で接種するのが望ましい
詳細は当HP予防接種のページをみてください。
ご不明な点がございましたらご連絡ください。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.26更新
三寒四温、桜は咲くは

、朝夕は冷える

はで体調を崩される方も多いようです。もうすぐ今年度も終わりです。4月で転居される患者様も多くいらっしゃるので、他院に紹介状を書くケースも多く、ちょっといそがしくなります。春は別れと出会いの季節ですね。先日、とってもうれしいことに、お別れだからと絵を描いてきてくれた子がいました。心から癒されました。そして励みになりました。
私たちは、職業柄普段は「またね」とか「また来てね」なんて言いにくいのですが、この場をかりて言わせていただきます。「また会えたらいいね!」
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.20更新
少し前ですが、2月19日に日本小児科学会は、「小児肺炎マイコプラズマ肺炎の診断と治療に関する考え方」を発表しました。これは、2011年ごろから国内で流行が続く肺炎マイコプラズマ感染症(以下マイコプラズマ肺炎)において、マイコプラズマのマクロライド高度耐性化が進んでいることが報告されたことを受け、第一選択薬として推奨されているマクロライド系薬ではない抗菌薬が一般臨床において用いられるようになっていることを問題視したことによります。
つまり、最近、マイコプラズマに対する第一選択薬とされているマクロライド系抗菌薬(商品名:クラリス、クラリシッド、ジスロマックなど)が使われず、第二・三選択薬であるテトラサイクリン系薬剤など(ミノマイシン)などが使われたことを問題として、マクロライドを最初に使いなさいということです。
確かに昨年から当院でもマイコプラズマの患者さまをたくさん診察しましたが、マクロライドはあまり効かなかった・・家族内発症などでは、耐性菌とわかっているので年長児であれば最初からMINOとかトフスロキサシンを使いたいのですが・・
しかし、基本に帰り、抗菌薬の適正使用をしっかり行い、耐性菌の出現を少しでも減らすことが我々医師の使命ですね。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.17更新
最近、花粉症の低年齢化が言われていますが、今年は特にそれを感じています。
2~3歳の幼児でも明らかにスギ花粉症と思われる患者さまが多くいます。
小児の花粉症診断とその対策に重要なのは、保護者の観察

です。
見逃しやすい小児の花粉症の症状・しぐさには
・鼻や目をこすることによる目の下のくま、皮膚の赤みや鼻出血
・鼻をすする、目鼻をこする、まばたきが増える

、口呼吸をしている
などがあります。しっかり観察して、疑わしい場合は受診して

はやめに治療してあげましょうね。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.07更新
今年もスギ花粉の最盛期がやってまいりました。最近では天気予報

に必ず花粉情報が取り上げられますし、ネットで調べれば様々な詳細情報が得られ便利になりました。今年は予想通り大変に多く飛散しており、花粉症の方にはとっても辛いシーズンです

。
ところで、花粉症の人に「
口腔アレルギー症候群、oral allergy syndrome: 以下OAS」が多いのをご存知ですか?
OASとは、果物

や野菜などが、口腔粘膜を刺激しアレルギーが生じるもので、症状としては、食べた後に口やのどの奥がかゆくなったり、イガイガしたり、口唇が腫れたりします

。花粉と果物などの植物性アレルゲンの抗原が似ているため、花粉症の人に多いのです。例えば、シラカンバ系の花粉とリンゴ

やモモ、ナシなどのバラ科の植物、スギ花粉とトマト、イネ科の花粉とメロン、トマト、スイカなどが知られています。まれですが、アナフィラキシー(血圧が下がり、ショック状態になること)もあり得ますのでご注意を

。
花粉症の方で心当たりがある方は一度調べてみてはいかがでしょうか?
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.02.20更新
昨年から、おもに成人の風疹の流行が全国的に続いています。
風疹(ふうしん)とは、かつて3日はしかともいわれていました。。潜伏期間は感染から2~3週間で、主な症状としては、発熱、全身の発疹、くびや耳の後ろのリンパ節の腫れなど。一度感染するか、予防接種によって免疫ができれば感染しません。
最も注意すべきは、妊娠初期の女性が感染すると、胎児に白内障や難聴などが現れる「先天性風疹症候群」になる恐れがあります。
現在、1歳すぎるとMR(麻しん風しん)ワクチン(Ⅰ期)、就学前の年長さんの時期にMRワクチン(Ⅱ期)の接種が義務付けられています。
成人,特に小さな赤ちゃんの子育て世代の男性に流行があるのは、1994年以前は定期予防接種の対象が中学生女子に限られていたためで、特に79~87年生まれ(25~33歳)の男性は、制度の移行期で接種率が低かったことに起因するようです。
かかっている人が自覚なく職場などに出向き、うつしてしまうことは多いため不安な方は、母子手帳で接種の有無を確認したり、抗体検査を受けたりし、予防が必要な方はぜひ、予防接種を受けてください

。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.02.18更新
おおきこどもクリニックは、栃木ウーヴァFC

を応援しています!
昨シーズンは辛くもJFL残留を維持した栃木ウーヴァですが、今年はチームを一新し、新たな目標に向けて始動したようです。
2月17日に2013年度のキックオフイベントに参加してきました。

多田新監督、小林キャプテンのあいさつの後に、各選手の紹介がありました。
どの選手からもやる気に満ちたメッセージをいただき、とても熱いものを感じました。
がんばれ栃木ウーヴァ! 期待しています。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.01.24更新
1月20日(日)にお茶の水で自治医大小児科の同門会が行われ、出席してきました。自治医大在籍中にお世話になった大先輩方や、現在も大学で頑張っている後輩たち、懐かしい顔にたくさん出会い、昔話に花が咲きました。みなさん若干お年を召されたようですが(失礼)、お元気にそれぞれの場で活躍されているようです。しかし、かつての恩師に会うと、今でも大変緊張しますね。特に桃井真里子教授のまえでは背筋がピシッとしてしまいます。
投稿者: おおきこどもクリニック